当院では、形成外科・口腔外科などの手術を行う場合の麻酔管理（意識・呼吸・循環管理）と、月曜・木曜・土曜日にペインクリニック内科の診療を行なっております。
◯ ペインクリニック内科
受付時間
平日(月・木) 午前 9:00～13:00
午後14:00～16:00
(土曜) 午前9:00〜12:00
当院では、日本ペインクリニック学会専門医による治療を行なっております。
症状がいつから出て、どう変わったかなどのメモがありましたら診療がスムーズになります。また、紹介状やお薬手帳がありましたらご持参ください。
ペインクリニックとは
症状や全身の所見から痛みの原因を診断し、●薬物療法 ●神経ブロック注射 ●近赤外線照射装置（スーパーライザー）を施行し痛みを軽減・消失させQOLの向上を図ります。
また、痛み以外にも、麻痺や痺れなどの神経機能障害の治療も対象となります。
対応可能な症状
- 頭、顔面の痛み ・・・ 頭痛、三叉神経痛、抜歯後疼痛、顎関節痛など
- 首、肩、上肢の痛み ・・・ 肩こり、頸椎症、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、椎間関節症など
- 胸、腰、下肢の痛み ・・・ 肋間神経痛、腰痛、坐骨神経痛、すべり症、椎間板ヘルニア ぎっくり腰、脊柱管狭窄症、椎間関節症、膝関節症など
- その他の痛み ・・・ 帯状疱疹の痛み、帯状疱疹後神経痛、術後疼痛など
- 神経機能障害 ・・・ 顔面神経麻痺、突発性難聴、抜歯後の麻痺、冷え性、めまい、花粉症など
- 痛みによる鬱症状
●神経ブロックとは
末梢神経（脳脊髄神経や交感神経節）に直接またはその近くで局所麻酔薬、神経破壊を作用させたり、高周波熱凝固、パルス高周波通電を行うことにより一時的あるいは長期間にわたり神経機能を停止させ痛みを軽減することを目的とした治療法です (日本ペインクリニック学会HP引用)
当院では主に、超音波下での局所麻酔薬を用いた神経ブロック治療を行っています。
当院で対応可能なブロック
| 硬膜外ブロック （頸部、胸部、腰部、仙骨） |
帯状疱疹、帯状疱疹後疼痛、椎間板ヘルニア 脊柱管狭窄症、腰痛症、ぎっくり腰、血流障害など |
|---|---|
| 交感神経節ブロック （星状神経節ブロック） |
上肢血流障害、複合性局所疼痛症候群、帯状疱疹、 帯状疱疹後神経痛など |
| 神経根ブロック | 頸部、下肢痛など |
| 後頭神経ブロック | 頭痛、帯状疱疹など |
| 三叉神経ブロック | 三叉神経痛（突発性、症候性、がん性疼痛）、帯状疱疹 |
| 肩甲上神経ブロック | 肩痛など |
| 腕神経叢ブロック | 上肢痛など |
| 椎間関節ブロック | 椎間関節に由来する腰痛症、ぎっくり腰など |
| 仙腸関節ブロック | 仙腸関節に由来する腰痛、臀部痛など |
| 肋間神経ブロック | 肋間神経痛 |
| 肩関節注射 | |
| 膝関節注射 | |
| トリガーポイント注射 | 全身の痛みや凝り |
神経ブロックの注意点
| 出血傾向 | 抗血小板薬、抗凝固薬を内服されている方はブロックができない場合があります |
|---|---|
| 局所麻酔薬中毒 | めまい、痙攣、意識消失などの中毒症状が出る可能性があります |
| 神経原性ショック | 迷走神経反射による、急激な脈や血圧の低下が起こる可能性があります |
| 神経損傷 | 針による神経損傷の可能性があります |
当院では、安全に処置を行うため、事前に血液検査を行い、合併症に対しての適切な対応を行える体制で臨んでおります。
●スーパーライザーとは
近赤外線を利用した光線治療器で、創傷治癒促進・消炎鎮痛・神経ブロック代用を目的としております。
近赤外線を障害部位に照射することで、血行の改善と緊張している神経を平常な状態に戻すことにより、多くの病気に効果を発揮します。
適応症
アレルギー性鼻炎、頭痛、肩こり、めまい、耳鳴り、関節痛、手足の血行障害、冷え性、湿疹、帯状疱疹、
顔面神経麻痺、自律神経失調症
治療方法
首・肩・腰などの障害がある所に、５〜１０分ほど照射します。
治療時の痛みが基本的にないため、注射や神経ブロックに抵抗がある方もご気軽に相談ください。
注意点
ごく稀に、皮膚に軽いやけどやかぶれ様の症状が出ることがあります。
炎症部位や毛髪部位には使用できないことがあります。
●薬物療法とは
神経ブロックやスーパーライザーと併用し、鎮痛薬や鎮痛補助薬の内服や点滴にて痛みの軽減を目指します。
●自費診療
・鍼 ・筋膜リリース ・ハイドロリリース
首や肩、腰などの凝りや全身の不調に対して、超音波ガイド下の筋膜リリース、ハイドロリリースや医師による鍼治療を行なっております。