子供の過剰歯について

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歯科責任者の門脇正知です。

今回は過剰歯についてお話しをしていきたいと思います。

過剰歯とは、永久歯32本・乳歯20本の他に存在する、文字通り過剰な歯のことをいいます。

口の中に出ている時もあれば、出てこないことも多々あるのであまり聞き慣れない言葉かもしれません。

上の前歯の部分に存在する事が多く、胎生時の歯が作られる時に、余分に歯が分かれて起こると言われています。

過剰歯があることで、歯並びが揃わなかったり、他の歯に影響が出ることもあるため、抜歯をすることが多いです。

今回は小児の上顎正中逆性過剰埋伏歯をご紹介します。

上顎の前歯に隙間が空いており、レントゲンを撮ると過剰歯がありました。

分かりにくいですが、赤線で囲んだ部分に歯が過剰歯が埋まっています。

歯科用CTを撮影して、横から見た図です。過剰歯が反対側(鼻側)に向かって埋まっています。

特に逆生過剰歯の場合は、どんどん奥に進んでしまうので早めの抜歯が必要になります。

今回は鎮静麻酔下で抜歯を行いました。

抜歯後のレントゲン写真になります。

抜歯の際は近くの歯や神経を傷つけないよう慎重に行う必要があります。また、歯並びや抜歯の影響も含め、経過観察も必要になります。

当院では、大人の普通抜歯から子供の過剰埋伏歯まで、局所麻酔下から全身麻酔下での抜歯処置と幅広く対応しております。

ご相談や処置をご希望される場合はご連絡をお願いいたします。