歯科責任者の門脇正知です。
5月29日・30日に船越歯周病学研修会インプラントアドバンスコースに参加しました。
今回のテーマは『サイナスリフト』
上顎洞という蓄膿症になった時に、膿が溜まる空洞があります。
上顎洞は上の歯の根っこに近い部位にあり、上顎にインプラントを埋入する際には注意するポイントになります。
その上顎洞に骨を造成させる技術をサイナスリフトといいます。
今回は『サイナスリフト』の勉強のため、卵と豚骨を使用した実習もありました。
人の体にはいろいろな膜があります、上顎洞にも粘膜があり、破れることもあり慎重な操作が求められます。
卵の殻を骨、薄皮を上顎洞粘膜に見立て、膜を破らず剥離を進めるのはなかなか難しいものです。
豚骨を用いた実習では、下顎骨を使うことは多かったですが、今回は上顎骨を使用してのリアルな実習となり、改めて知識・技術の確認となる有意義なものでした。